◆はじめに
この記事はTECH PLAY女子部 Advent Calendar 2023に参加しています!
発信力の強い会社/エンジニアの転職業界とは別に、個人的体験としての転職活動があるというお話です。
所感 - 在職と転職活動の両立時代が長かった
転職活動期間は1年5か月。「前職にどこまでもついて行きたい」と「前職を去る日は近い気がする」の二律背反を抱えてけっこう長期間生きていた。
そして転職活動は不真面目だったなあ。
活動期間ざっくりまとめ(2022年3月~2023年8月)
〈前提条件〉
- 前職は2013年~2023年。新卒募集の文系SE枠で受かっていた。
- エンジニア転職活動は、はじめて。
- 在職中に転職活動をした。
- 何もしていない時期が大量にあるが、本当に何もしていなかった(残業がすごくて、ビジネスホテルのお世話になっていた…)。
- 飛び石転職活動だった。
〈2022年〉
- はじめて選考を受けた:2022/3★
- ~2022/4頃にストップ。エージェントの紹介で3社受けて全部落ちた。
- 本当に何も準備せず、当たって砕けた! カンファレンス登壇常連の有名ビッグテックを受けて、技術力なさすぎって言われた! 知ってた!(涙) でも、今こうして呑気に生きてるから大丈夫!
- すべてカジュアル面談なしのいきなり書類選考→面接。なぜ書類が通ったかは不明。エージェントの力…?
- (2022/3~2022/10 長期間活動停止。TECH PLAY女子部に参加♡)
- はじめてカジュアル面談を受けた:2022/10
- ~2023/7頃内定が出たのでストップ。4社と面談した。
- カジュアル面談したうち1社選考を受けて、そこに内定した。
- 10か月で4社。仕事に余裕があるときだけWantedlyのスカウトを承諾して調整したため、とても少ない。
〈2023年〉
- カジュアル面談の裏でsisterの1on1を利用した:
- 2回、【現職に対する気持ちの整理】という観点で1on1していただいた。@akatsuki174さん、ありがとうございます!
- 2023/2 現職のプロジェクトに長期拘束されていて、人も不足していて抜けづらい状況だが、転職してもいいのか相談。
- 2023/5 現職の職務内容を改めて見つめなおし転職の動機を自分なりに考えてみたが、これが選考で通用するか相談。
- 受かった会社の選考:
- 2022年のおわり:カジュアル面談1回目
- Wantedlyのスカウト
- 2023夏:カジュアル面談2回目
- 人事→あずまに「最近どうですか?」と連絡をもらった。
- 2023夏:選考・内定★
- 2023年のおわり:入社
- 2022年のおわり:カジュアル面談1回目
★・・・履歴書、職務経歴書を作ったタイミング。一度目はエージェントのチェックが入ったが、二度目は完全に自作だった。
現職(転職時点)
- ベンチャー企業。20人未満。創業10年未満。
- 業務系アプリを自社で開発して、企業・法人相手のビジネスをおこなっている。プロダクトの起源は社長の個人開発。
- お給料は最近よくなったらしい。めちゃくちゃ伸び盛りなフェーズ。
前職(退職時点)
- 200-300人。創業40-50年。同ポジションの会社群の中では、恵まれている方といわれる。ずっと居たいという社員も多いらしい。
- 大手SIerが受注した業務系アプリ案件を二次請け・三次請けで開発する、SES専門の企業。
- お給料がとてもいい。転職後よりも給料は良かった。
- この会社が、というよりもこの会社が置かれているポジションが自分に合っていなかったのかな。次回のエントリで書く。
採用の決め手
- 飲み会できいてみた。
- 小さな会社なので超少数精鋭経営をしていた期間が長く、採用はカリスマ人事先輩がひとりで行っているとのこと。そして私はこのカリスマ人事先輩の一本釣りで、1年間をかけて採用されたという噂。
従って私の転職エントリは、再現性はあまり高くないし、スキル評価や人脈形成によって勝ち取った内定とは言えない。
とは言えども、こういうご縁が誰にでもあるはずという想いで転職エントリを書いていますよ!
内定承諾した決め手
- 創業10年が目前だったこと。
- 顧客が大手中心だったこと。
- 社長のプロダクト開発や経営に関する意思決定のエピソードをいろいろと聞いて、賛同できると思ったこと。
- 小さなベンチャーは、顧客との接し方からプロダクトの仕様まで、社長が全てを決めるので(実際に勤めると本当に実感する。)、賛同できることは必須条件。
- 実際、社長は面白い人だった。プロダクトひとりで作った凄腕エンジニアであり、人としての面白エピソードもいっぱい。
- インターンをさせてもらって、同じチームで働くエンジニアの方とちょっとだけ開発をしたときの感触がよかったこと。
転職した結果よかったこと(入社1か月目)
- 自分の所属する会社で、自分の会社のプロダクトを開発するのは、やはりスッキリした気分で仕事ができる。言いたいことが言いやすい。同僚も、みんな仲間なんだという感じがする!
- プロダクトの生みの親でもある社長が、スーパー面白い人! 創業者チームはみんな凄い! 先輩エンジニアもすごい!
- マーケティングや営業とも距離が近くて勉強になる!
- みんな技術や勉強が大好きで、話すのが楽しい!
- 仕事でモダン技術に触れられる!
- 業績が伸びている!(←前職が老舗で超安定企業だっただけに業績面は気になっていたけど、転職後も運よく当たりだった)
転職して大変なこと(入社1か月目)
- 業績が伸び始めたのは最近のことなので、私の知らない苦労を同僚がしてきたらしいことは何となく察せられるが、そこは私が入れる領域ではない。
- コードが難しい! 新しい仕事難しい! 情報でパンクしそう! 仕事できなくて情けねぇと言いながら、ひとりでよく泣く!(←入社1か月目の叫び)
- 前職と比べると収入は減っている…。退職金制度もいまのところは無いようだ。
おわりに(転職エントリはこの後もつづきます)
一本釣り採用だったということで、私には転職の戦略も何もなかったのかもしれませんが、「技術力も経験値も弱かったのに、どのように職務経歴書を書いたり面接の対策をしたりしたか」は言語化しておきたいので、別途記事にします。
それに加えてもう1つ、転職活動の参考になるかもしれない小ネタ集も書きたいです。
つづきます!