弱くても転職したいなら転職活動をしてみる(転職の軸)
1.転職の軸(転職活動の動機)
転職活動中、本当はよくわかっていなかった
転職活動、自分にとっての「満足」とは何かがそこまでピンときていないまま、「こういう職場を探しています!」とモノスゴく胸を張って宣言していたように思う。
転職後、あとづけで何が軸だったかを確信した
転職後まだ間もないこの冬の某日。担当しているアプリのリリースがあり、追加された機能や、ソースコード*1、それに関連する技術文書等、自分の開発の成果が全世界に公開されて嬉しかった。これからもリリースが何度でも予定されていることが、とても楽しみだと感じる。
- 自分がつくった成果物が絶え間なくインターネット上に公開されること。
もうひとつ。
自席で技術の世界に閉じこもりかけていると、ビジネスやバックオフィスのみんなの会話が聞こえてくる。
なぜ自分はコーディングによってお金がもらえているのか。なぜ事務に目もくれずにコーディングに集中できているのか。よろこんで答えを教えてくれるひとたちがすぐそばにいることが、嬉しい。
- 他部門とご近所さん感覚で付き合えること。
自分にとっての満足はこういうことだったのだなあと、転職活動がおわったあとで答え合わせができた。
自分にとって仕事における満足とは何か?
転職活動中は、よくわからないけど「受託から、自社プロダクトにキャリアチェンジします!」「スタートアップに興味があります」と言っていた。
あとから、自分が直接所属している会社の名前で製品をリリースできるのは自分にとっての「満足」だと確信した。やっと自分のことをひとつ理解したなあと思う。
転職の軸をさがす方法って何だろう
少し前まで「楽しい」がほとんどないところで働いていたので、自分にとっての「満足」が何なのか、見えなくなっていたようだ。
シンプルなロジックで「『楽しい』がほとんどないところの逆⇒『楽しい』」と考えれば良いはずなんだけど、不平不満と何がちがうんだろうか……って悩んでしまいますよね。「リリースは数年に一度あるかないか。自分が作ったという証もなくて、楽しくない」←これがただの不平不満なのか、転職の軸のヒントなのか、はたして読み取れるだろうか。
転職の軸、あとづけで「これだったんだ!」とわかるとしても、当事者の立場で探し当てるのは容易ではないのだなあと思う。
メンターさんと対話することの効果
私は女性エンジニアコミュニティ「sister」のメンターさん(@akatsuki174さん)に、転職の軸はこれでいいですか? という話を1on1で相談した。
そこで自分の転職の軸にお墨付きをもらえて、転職活動が後ろめたくなくなったので、メンターさんに評価をしてもらうことは個人的におすすめ。
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したがって、本エントリの書き出し 転職活動、自分にとっての「満足」とは何かが本当はわかっていないまま、「こういう職場を探しています!」とモノスゴく胸を張って宣言していたように思う。
には、メンターさんとの1on1というひとつの背景を追記させていただきます。
>>> 「2.自己PR」につづく。
*1:実は、私が書いたソースコードは、インターネットから誰でも見られる状態になっている。