麻雀王とフィリップ・マーロウ

◆麻雀王への道

ミステリと技術のブログだったはずの場所で、突然はじまる麻雀のコーナー!

まずは勝敗のルールから。

2万5000点を4人のプレイヤーがもっているところからスタート。

牌を山からとって、持っている牌と見比べ、どれか捨てることを繰り返す。

上がる(和了)とき、誰かから点数を奪える。点数を奪う相手は、自分が上がるときに牌を捨てた人。何点もらえるかは、自分が持っている牌の状態次第。なお、自分が親をやっているときに上がると、もらえる点数がアップする。

麻雀の教本を買ってきた。

www.ikedashoten.co.jp

新刊の高校生頭脳バトルの連作短編集『地雷グリコ』を添えて。

www.kadokawa.co.jp

◆『リトル・シスター』読了

真相がわかった頃にようやく、何が起きたのか、何がストーリー上の謎だったのかがかわかってくるストーリー構成。なので謎解き感はない。編集がとにかくゆるかった時代の作品なんですな。でも最後まで読めばそんな欠点はもうチャラかなあと私は思う。

村上春樹氏が訳者あとがきでかなりのフォローを入れているので、あとがきまで読んでから、再読してストーリーをつかむ読み方がお勧め。「そんな会話あったっけ?」という某記載に対する疑問は村上春樹氏も指摘しているので、自分だけじゃなかった…とほっとした。

今回のキャラクター。リトル・シスターの彼女(とその家族の顛末)ももちろんいいけど、アミーゴの彼女が好きかなあ。退廃的で性に溺れるハリウッド女優の言動は、ハリウッドで働いていたチャンドラーが見聞きしたことが生々しく反映されているのだろうか、と想像を掻き立てる筆致だった。