小説は「今」に目を向けるためのセラピー
『私立探偵マニー・ムーン』が良かった。
この小説のジャンルはハードボイルド。
独特言い回しの一人称の文。一人称なのに、彼の考える過程や感情を読み取れないこともしばしば。会話文となれば探り合いが重ねられて、なかなか本題にはいらない回りくどさ。なんだか洒落た言い回ししているなっていうのは伝わるけれども。
ところがどっこい、ハードボイルドにハマるとそれが良い!って思えてしまうから不思議なものですね。
諸行無常と悪の蔓延りを感じさせる世界観の中、私立探偵マニー・ムーンが駆け回る。大変面白い作品でした。
小説は「今」に目を向けるためのセラピー
私はふとした振り返りなどで心傷ついてしまうことが多い。でも振り返ったり思い出したりを避けられないシチュエーションもある。
それから、未来について考え込んで不安を抱えてしまうことも。
過去にも未来にも惑わされず、「今」に集中するためにしているのが、小説を読んだり散歩をしたりラジオを聴いたりすること。 自分自身を癒すため、私には本が必要…。
技術的な学習などは、ちょっと自分の心が落ち着くまで発言できなくなっている状況です。だから、Xも読了ポストばかり…。
上記の通り、傷つきと回復の間で揺れているのが現実です。
でも「技術楽しい、交流に行こう」って思えていた自分を取り戻したいね。戻ってきてくることを日々祈っています。
「館シリーズ」4冊読んだ
読んだもの
- 『十角館の殺人』
- 『水車館の殺人』
- 『迷路館の殺人』
- 『時計館の殺人』
『十角館の殺人』は実は漫画が初読。なので「江南が男になってるーー!」が小説を読んだ第一印象でした。逆だよ、逆。被害者の人数がなかなか多くて、既にシリーズの方向性が決定づけられていますね。
謎多き「お屋敷」の怪の味がでているのは『水車館の殺人』ですかね。好きな作品でした。
『迷路館の殺人』は本当にてんこもりで、お話は短いけれどトリックはボリューム満点。この作品あたりから、「館シリーズの密室は密室ではない」と覚えました。
映像化が決まった『時計館の殺人』。『十角館』では惨劇の現場に居合わせなかった江南くんだけど、とうとう…! 映像化したらインパクトのありそうなシーンが多く、どんな風になるのかドキドキ。
やはり新本格のど真ん中作品はすごかった。犯人当てと、館の謎、そして騙しのトリック。毎回何が登場するかを楽しみに読み進められますね。
『魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心』
『魔法使いが多すぎる 名探偵倶楽部の童心』を読みました。
ライトノベルのレーベルから出ているミステリー小説。
読んだ印象は、ビタースイートな青春ラブコメといったところ。
青春ラブコメは、私にはくすぐったいな〜〜。というのが率直な感想でした。
しかし、トリックの穴を指摘する想像力を試される本格作品でもありました。